戦後の衛生環境が悪化していた中、わが国の保健衛生の向上に取り組む人々に感謝と敬意を捧げる賞として1950年に創設しました。
厚生労働省ほかの後援を得て毎年実施しており、2015年で67回を迎えた、当社において最も長い歴史をもつ社会貢献活動です。
毎年秋に贈呈式を行い、受賞者は天皇・皇后両陛下に拝謁を賜っています。現在では、海外での医療活動、生活習慣病対策、高齢者・障がい者福祉など、時代の変化に伴い幅広い課題に対する取組みを顕彰しています。
受賞された方々は全国に及んでおり、これまで団体654、個人336名合わせて990件にのぼります。(引用:第一生命ホームページ)
今回の受賞者は、10団体、個人5名です。
第68回「保健文化賞」受賞者決定(厚生労働省:報道発表資料)
高齢者の食べる楽しみを支え、さらに彼らの肺炎予防や介護者の負担軽減を目標に、専門職に対する摂食・嚥下障害への指導・研修活動に尽力。また、一般市民に向けた啓発活動に貢献。
「長崎嚥下リハビリテーション研究会」は、医療や介護、福祉に関わる専門職の嚥下障碍に関する知識の向上と多職種協働を勧める目的で平成16年に発足しました。
発足後、専門職を対象とした年間6回の研修会を毎年開催し、翌平成17年には第1回市民公開講座「嚥下障害と向き合うために」を開催し、一般市民に向け「口から食べること」の意味を問いかけました。
定例研修会は12年間継続して開催しており、市民公開講座は2年おきに開催しています。
当NPOの活動の基本方針は「根拠に基づく情報の伝達」「継続性」「広域性」「専門性」です。